実施日時: |
平成28年2月21日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 |
参加者: |
大人14名 小人 13名 スタッフ5名(外部講師1名) |
■概要
手染めや椿姫の落合紅さんを講師としてお招きし、漂着したホンダワラ類を使って染色液を作り、参加者は思い思いに木綿製のトートバッグに「絞り」を入れ、染めることができた。参加者からは楽しかったとか、もっといろいろな模様を入れたかったという意見を頂いた。
■写真
海藻染めの解説(講師: 落合紅さん)
完成したトートバッグ
2016年02月24日(水)
2月7日から8日にかけて、とても冷え込みました。のと海洋ふれあいセンター周辺ではマイナス2℃近くまで気温が下がり、水たまりには厚さ2センチほどの氷が張っていました。空を見上げると快晴です。氷をひとかけら取り上げ、日なたにおいてしばらくすると氷の中に雪の結晶のようなものが見え始めます。氷が張るほど冷え込んだ、晴れた朝だけにみられる貴重な現象です。
2016年02月10日(水)
太陽が雲に隠れているとき、雲の切れ間から光線の柱が海に立つように見える現象を「天使のはしご」というそうです。
朝、磯の観察路を点検のために巡回しているとき、「天使のはしご」がかかっていると、ちょっと得した気分になります。
2016年01月27日(水)
12月15日朝、磯の観察路に珍しいタコの仲間が漂着しました。アオイガイといい、メスが貝殻を作って産卵するので「かいだこ」とも呼ばれています。このタコはもともと暖かい海の生きもので、海流にのって能登に流れ着いたとみられます。
打ち寄せられていたアオイガイは、磯歩きをしていた地元の方によって当センターに寄贈されました。早速水槽に入れて展示をはじめたところ、濾過装置の筒に吸盤で吸い付いてじっとしています。
前回2006年9月末に卵を抱いた同じぐらいの大きさの個体が漂着した記録がありますので、9年ぶりになります。今回、貝殻の中には卵がなかったので、もう孵化してしまったのではないかと考えられます。水槽の中で、もう少しだけその美しい姿を見せていてほしいものです。
12月18日から22日の5日間の展示でした。残念ながら現在展示しておりません。
2015年12月16日(水)
実施日時: |
平成27年12月6日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 |
参加者: |
大人7名 小人 8名 スタッフ5名 |
■概要
磯に漂着する様々な貝殻や海藻を解説し、実際に拾い集めた材料でクリスマスリースを作った。天候に恵まれたため、参加者と磯に出て材料をあつめることができた。
磯では、オオヘビガイの殻やバフンウニの殻、海綿類や海藻の付着器部分などを観察することができた。ガラスの破片が波ですりガラス状になった、いわゆるビーチグラスも多く漂着していた。ビーチグラスは子供たちに人気であった。
「オオヘビガイの殻は、岩に付着していた部分が壊れて花のような形をしているから、材料に使ってみよう。」、「海綿は本当にスポンジみたい。」、「ウニの殻はこんなにきれいなんだ。」、「海に行くことができてよかったね。」等、意見や感想をいただいた。
磯から戻り、参加者が思い思いに材料をリース台座に組み合わせて取り付け、クリスマスリースを完成させた。いただいたアンケートからは、今回の内容についておおむね好評のようであった。
■写真
漂着物の観察と採集
リース台座とその他の材料選び
制作風景
作品完成!
2015年12月09日(水)
実施日時: |
平成27年11月15日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 |
参加者: |
大人10名 小人 8名 スタッフ5名 |
■概要
シロザケの特徴を解説し、年齢の判定を顕微鏡でうろこを用いて行った。卵巣をほぐして調味料を入れて「いくら」の醤油漬けを作った。
使用したサケ
作成風景
2015年11月18日(水)
能登町の磯では9月から11月末にかけて、朝夕、タコ釣りをする人の姿を見かけます。
磯の地形等で2通りの釣り方があります。
昔昔、私がタコ釣りで遊んでいた頃(昭和40年代)の仕掛けと釣り方を紹介したいと思います。
最近ではカニの疑似餌やカラフルなイカ釣りトンボもあるようですが、基本は今も昔も変わっていないと思います。
のと海洋ふれあいセンターの磯の観察路や赤崎海岸、小浦の千畳敷などのように岩場に降りて歩き回れる場所で、手元からタコがいそうなところまで1~2mと近い磯では、このような方法で行います。
2mほどの長さの竹竿2本を使います。
1本は「だます竿」です。竿先に赤と白の布切れを縛ります。
もう一本は「釣り上げる竿」です。竿先には金串鉤(カンコ鉤と呼んでいました)をタコ糸や針金で抜けないようにしっかりと縛り付けます。針金で取り付けたときはテープなどを巻いておくと怪我の防止になります。
左手に布切れの付いた竿、鉤の付いた竿は右手に持ちます。
竿先の布を岩の周りやゴロタ石の周りを布が踊るようにこそげます。
布のほかにヨモギもつけたりしました。海中で葉に付いた気泡がきらきら光り、魚のウロコのように見えるからでしょうか。
小回りが利くように少し短めの竿が使いやすいです。
そうすると岩穴や岩の下に潜んでいるタコが、えさと間違えて手を出し、足を出し、頭を出して追いかけてきます。出てきたタコを右手に持った鉤つきの竿で引っ掛けて釣り上げます。
能登では、この漁法を「タコすかし」といいます。
さしずめ武蔵の二刀流といったところですかネ
布切れを付けた竿に鉤も付ければ竿一本ですむのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんネ
鉤が付いていると、こそげるときに、鉤が岩や海藻に引っかかり非常に扱いにくい状態になるので、あえて2刀流なのです。
もうひとつの方法は、岩場に降りられない場所で、タコがいそうなところまで2メートル以上離れている磯では、2~3メートルの竹竿にタコ糸を縛り、その先にイカ釣りトンボをつけます。
トンボの上に赤と白の布切れを取り付けた竿を使います。
魚を釣るような感じで、竿を上下に動かし布切れを躍らせます。
タコが、トンボに抱きついた瞬間、竿をしゃくりあげて釣ります。
トンボが岩や海藻に引っかからないように注意するのが秘訣かな!
小次郎の物干し竿といったところでしょうか。
定かではありませんが、いじめられたタコ(人間の捕獲から逃れた)は、そのことを覚えていて、疑似餌が近づくと逃げようとします。
小次郎竿の場合は、逃げようとするタコを釣るために、竿先に金串鉤を取り付けることもあります。
港湾工事や護岸工事、道路整備等で安全で便利になりましたが磯の地形が変わって、このような磯遊びが出来る箇所が少なくなりましたが、センター周辺は自然の磯を生かし整備されていますので「寄ってかんかいね!」
by 総務課のオヤジ
2015年11月15日(日)
出勤途中の紅葉も見ごろとなり季節はすっかり秋模様です。
海に目を向けると、「うねり」が強く「波」の高い日が見られるようになってきました。
そんななか、磯の観察路を観察していると、いろんなものが漂着していることがあります。
先日は、びっくりするような大きなものが流れ着いていました。
みんなで、近くまで運んでくるのに一苦労でした。
その他、いろんなものが・・・・
小さいころ、
瓶の中に「手紙」をつめて海に流す。と言うような絵本を読んだことがあります。
ほほえましい「おはなし」ができるように、海を汚さないようにしていきたいです。
みなさんも、ご協力お願いいたします。
なお、漂着物は町に依頼して処分することになっています。
2015年11月04日(水)
今回は、12月に開催予定のヤドカリ学級「クリスマスリースをつくろう!」の装飾に使う材料について、1つ紹介したいと思います。
こちらはヒマラヤスギと呼ばれる、マツ科ヒマラヤスギ属の常緑針葉樹の球果(マツボックリ)です。
4cm~6cmほどの大型のマツボックリで、12月半ばから成熟した球果が、種とともにバラバラに散ります。
この時、上の部分だけ少しまとまって地面に落ちます。今回使用するのはその上の部分です。
バラのような形をしているので、シダーローズと呼ばれるそうです。
ヤドカリ学級で、自分だけのオリジナルクリスマスリースをつくってみましょう。
2015年10月28日(水)
10月31日はハロウィンですね。
もともとはケルト人が収穫を喜び、良い霊を呼びこむための行事だったそうです。
日本でもハロウィンの飾りつけを行うお店や仮装のイベントなどが行われるようになってきましたね。そんななかで昨年度、ヤドカリ学級の参加者からクリスマスのリースやハロウィンのランタンづくりはしないのか?という問い合わせがありました。そこで今年度初の試みとしてランタンづくりを行うことにしました。
もちろん海の材料も使ってです。
サザエやアワビなどの巻貝の仲間、サンゴモ類やビーチグラスなど、参加者は思い思いに材料を選んで組み合わせていました。
とても素敵な作品が出来上がったと思います。
作成風景
完成写真
2015年10月21日(水)