実施日時: |
平成29年2月19日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人16名 小人 9名 スタッフ5名(外部講師1名) |
■概要
『手染めや 椿姫』の落合紅さんを講師としてお招きし、漂着したホンダワラ類(ノコギリモク)を使って木綿製のトートバッグの絞り染めをおこないました。晴天に恵まれたので、海藻が生育している様子を磯の観察路でみることができ、デッキスペースであらかじめ用意しておいた漂着海藻の解説をすることができました。
参加者からは、海藻についてもっと知りたくなった。とか、色が染まる仕組みが興味深かった。とか、自分でもやってみたい。などの意見を頂きました。
■写真
海藻染めの解説(講師:落合紅さん)
バッグに「しぼり」を入れる。
海藻でとった染料で煮る
海藻の生育する様子を観察
海藻を解説
完成したトートバッグ
2017年02月22日(水)
実施日時: |
平成28年12月10~11日(土~日)13時30分~13時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター集合、海の自然体験室および磯の観察路、能登少年自然の家にて実施、解散 |
参加者: |
大人15名 小人 28名 スタッフ3名 |
■概要
能登少年自然の家との共催事業として、今回のヤドカリ学級は「海藻」をテーマに実施いたしました。
まずのと海洋ふれあいセンターで、岩のりやホンダワラ類など、冬に生育する海藻を磯で観察しました。磯ではセイヨウハバノリや岩のりと呼ばれるアマノリ類の一種が生育をはじめたところで、アオノリ類は2,3cmほどになっていました。
雪がちらつき、波も高かったのでアオノリ類やホンダワラ類などの数種を味見する程度にとどめましたが、参加者からは「しょっぱいけど、本当にあおのりの味がする!」などととても好評でした。その後、のと海洋ふれあいセンターに戻り乾燥させた海藻小片をつかってクリスマスカードをつくりました。
自然の家へ移動して入所式の後、夕食には海藻入りのサラダが準備されていました。「サラダの中に何種類海藻が入っているかな?」という、自然の家のスタッフの質問に参加者の一人は「3種類!」と元気に答えていました。海藻サラダにはワカメ、トサカノリ、糸寒天が使用されていました。
次の日、朝食にはヒジキ入りの酢の物が用意されていましたので、石川県の海は干満差が小さくヒジキの生育に適さないことを解説しました。ヒジキは小中学校の給食にもよく出される身近な海藻です。参加者は、石川県ではヒジキは希少種とされていることを知って驚いた様子でした。
その後、自然の家やのと海洋ふれあいセンター近くの遺跡から製塩土器がみつかったことを説明し、土器を使って昔はどのように塩をつくっていたのか?という解説を行い、今回は簡易的に土鍋とカセットコンロで塩作りを行いました。小学校低学年生以下の参加者は、なぜ鍋の中に塩ができてくるのか、とても興味深そうにしていました。
塩作りの後は餅つきです。海藻の乾燥粉末(アナアオサ)を混ぜたもちときなこのもちを作り、お昼にいただきました。
今回海藻をテーマに宿泊を伴う初めての試みでしたが、参加者からはまた来年も実施してほしいとの意見を頂きました。
来年度も能登少年自然の家と協力して、このような事業を実施できるよう計画したいと考えています。
クリスマスカードづくりの様子
完成したクリスマスカードをラミネート
藻塩づくり
もちつき体験の様子
完成した餅(手前が海藻入り)
2016年12月14日(水)
実施日時: |
平成28年12月4日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人6名 小人 11名 スタッフ3名 |
■概要
磯の観察路や九十九湾園地で見つけた材料を使って、クリスマスリースをつくりました。
天候がよかったので九十九湾園地を散策した後、磯の観察路へ移動しました。
潮位が低く波も穏やかでしたので、観察路の波打ち際でもゆっくり材料を拾い集めることができました。
落ち葉やどんぐり、オオヘビガイやバフンウニの殻などを材料に、リースに飾りつけを行いました。思い思いに飾り付けられたリースは、どれもとても素敵に仕上がりました。
参加者からは、「材料集めがとても楽しかった」、「磯の材料などをリースに取り付けるときにいろいろと工夫することができてよい経験になりました。」などの感想をいただきました。
リース製作の様子
リース製作の様子
集めた材料の一部
完成したリース
2016年12月07日(水)
実施日時: |
平成28年11月13日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人5名 小人 5名 スタッフ5名 |
■概要
石川県の磯で観察されるフグの仲間について解説を行った後、あらかじめのと海洋ふれあいセンターで集め、準備していたシロサバフグ、マフグ、ショウサイフグ、クサフグなどを使ってふぐちょうちんを作りました。
参加者から「こんなにフグの皮が丈夫だとは思いませんでした。」とか、「また(別の種類で)作りたいので企画してください」などの感想や意見をいただきました。
ふぐちょうちん作りの様子
できあがり(クサフグ)
2016年11月16日(水)
実施日時: |
平成28年10月16日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人6名 小人 7名 スタッフ3名 |
■概要
快晴でかつ波穏やかでした。参加者に未就学児童が多く、磯での材料集めに時間がかかりすぎることが予想されましたので、あらかじめのと海洋ふれあいセンターで準備した材料でランタンを作り、その後希望者で磯の観察路で材料を探しました。
参加者のアンケートから「子供たちの発想はすごい」とか「かわいらしい作品ができました」、などの感想をいただきました。
ランタン作成の様子
完成した作品
2016年10月19日(水)
実施日時: |
平成28年6月18日(土)13時30分~15時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験館自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人11名 小人 12名 スタッフ5名 |
■概要
アメフラシがテーマでしたが、アメフラシを観察するには少し時期が遅かったようです。元気なものが見つからず、捕まえて観察している時に紫汁を出したものはアメフラシ5個体のうち、1個体だけでした。
潮位が高く、風も吹いていたので磯観察を行う天候としてはよくありませんでしたが、浅い場所でヤドカリ類やイソギンチャク類を見つけて観察したり、捕まえたりすることができました。
今回のテーマであるアメフラシやウミウシも数種類見つけることができ、クロシタナシウミウシは7個体採集され、アメフラシと体の違いを比較しながら解説を行うことができました。参加者は、アメフラシの体の中には退化して薄くなった貝殻があることなど、実際にふれてみることで実感していただけたようです。また、岸近くにイワシの群れが押し寄せていて、流れ藻にひっかかったものや、打ちあがったものもいて簡単に採集、観察することができたことも、とても印象深かったようです。
参加者のアンケートからは「(磯の生き物に)実際の海で生きている状態でふれることができてよかった」とか「アメフラシが紫汁を出すのをはじめて知り、びっくりしました」、などの感想をいただきました。
屋外タッチフィールドで器材の使い方の解説と生き物の観察を行った
磯でアメフラシやウミウシを探す
アメフラシの卵塊や紫汁を観察する
2016年06月22日(水)
実施日時: |
平成28年5月21日(土)13時30分~15時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人4名 小人 3名 スタッフ2名 |
■概要
磯観察を行い、長く伸びた海藻のホンダワラ類についてと、それを利用する生きものについて解説しました。アメフラシはちょうど産卵を始めたところで、卵塊をいくつか観察することができました。
参加者からは「四季折々に観察することができてよかったです。」とか、「海藻(あおさ類)を食べているアメフラシの様子がとても興味深かったです」などの感想をいただきました。
アメフラシ
アメフラシの卵塊
2016年05月25日(水)
実施日時: 平成28年4月23日(土)13時30分~15時30分
実施場所: 能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および藻塩体験コーナー
参加者: 大人9名 小人 9名 スタッフ5名
■概要
能登式製塩土器のミニチュアをつかって藻塩をつくりました。参加者に漂着したホンダワラ類を集めてもらい、藻塩体験コーナーで土器での製塩について解説を行いました。そして薪をくべて火をたき、土器でかん水を濃縮する間に磯観察も行うことができました。
磯観察では、風が強く潮位がやや高かったもののヤドカリ類やアメフラシ類をはじめ、ホンダワラ類やアオノリ類などの海藻類についても解説することができ、参加者から「塩をつくる大変さを体験できた」等の感想をいただきました。
海藻の解説
かん水をつくる
土器にかん水をたす
藻塩ができました
2016年04月27日(水)
実施日時: |
平成28年3月13日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および藻塩体験コーナー |
参加者: |
大人9名 小人 7名 スタッフ3名 |
能登で出土する製塩土器、そのミニチュア版を使った塩づくりを体験していただきました。はじめに海藻をつかって海水を濃縮していたこと、土器は一度しか使えないことなどを解説しました。実際に海藻の使い方を説明し、土器に濃縮した海水をいれて、薪を使って煮詰める作業を行いました。煮詰める途中、春の磯でみられる生きものの観察も行いました。
参加者の皆さんからは、アメフラシやホンヤドカリなどの磯の生きものにふれることができてよかったという意見や、製塩土器でつくっていた当時の塩は本当に貴重だったのですねという意見などをいただきました。
海藻の解説
ミニチュア版土器でかん水を煮詰める様子
2016年03月23日(水)
■いしかわ自然学校報告書
実施日時:平成28年3月5日(土)13時00分~15時30分
実施場所:能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター 海の自然体験室
参加者 :大人14名 スタッフ5名 (基調講演 1名)
■概要
平成28年3月5日(土)に、のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室で平成27年度「石川の自然談話会 ~九十九湾のアカテガニ~」を開催しました。今回は、基調講演の講師として、石川県立大学 教授 柳井清治氏をお招きし、「アカテガニの生活史と行動生態について」お話いただきました。そして、のと海洋ふれあいセンター 専門員 東出幸真より九十九湾の「アカテガニウオッチング」について、普及課長 坂井恵一より「アカテガニの保全の意義 -九十九湾生息地の特徴-」についての事例報告がありました。
総合討論では、参加者の皆さんがアカテガニについての質問や意見を活発に話され、終了時間まで話が尽きませんでした。
■写真
基調講演 石川県立大学 教授 柳井清治氏
「アカテガニの生活史と行動生態について」
2016年03月16日(水)