この胸ビレをひろげ、ゆったりと泳ぐ姿は実に優雅な感じで、動きが緩慢な感じですが、エサを捕食するときは素早い動きもします。
また、相手を威嚇するときも胸ビレをひろげるそうです。「きれいなバラにはトゲがある」という言葉がありますが、このミノカサゴにも背ビレに毒があり、刺されると個人差はありますが、かなり痛いそうです。のと海洋ふれあいセンターの職員が採取したものですが、ダイビングでもなかなか見られるお魚ではありません。
当センターの水槽で飼育・展示しております。ぜひ、一度ご覧になってください。
]]>今月4日に能登町七見の定置網にはいり、当センターが譲り受けたものです。
くりくりっとした目や、ふっくらとした体形は、見た目にも愛くるしく、見ていて癒されます。
また、胸びれを動かすさまは、アニメ『天空の城ラピュタ』の飛行船のようにも見え、自然にほほえんでしまいます。
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実施日時: |
平成30年3月11日に実施、10時~12時 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 |
参加者: |
21名(大人9、小人12)、 スタッフ5名 |
■概要
今回のヤドカリ学級は、「春の海藻をみてみよう!」というテーマで実施しました。
2月から3月にかけては一年で最も潮位が下がり、ホンダワラ類をはじめとする海藻が長く生長するため、観察や採集を行うには最適です。実施当日の天候はよかったものの、日本海沖に発生した低気圧に吹き込む形で南寄りの風が吹いたため、肌寒かったです。未就学児童が子どもの参加者の半分近くを占めたため、安全なコースを選んで案内しました。
磯の観察路では、海藻のホンダワラ類が成熟して放卵している様子を観察したり、漂着した褐藻の「かじめ」やワカメを拾い集めたり、ツノマタやベニスナゴといった紅藻や、ウスバアオノリやスジアオノリといった緑藻を採集することができました。
観察を終えて海の自然体験館に戻り、酒かすを少し入れたお味噌汁に「かじめ」やワカメを入れて食べた後、採集してきた海藻をお湯にくぐらせて試食を行いました。
参加者からは、「お味噌汁は、体が温まっていいですね。」とか、「この海藻本当においしいですね!」とか、「この海藻とても渋くてたべられないです!」等、にぎやかに話をしながら試食を楽しんでいただきました。
海藻の観察・採集
採集した海藻を熱湯にくぐらせて試食
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実施日時: |
平成30年2月18日に実施、10時~12時 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 |
参加者: |
19名(大人10、小人9)、 スタッフ6名 |
■概要
今回のヤドカリ学級は、「海藻押し葉をつくろう!」というテーマで実施しました。そして、能登少年自然の家の主催事業「冬の贈り物」のプログラムでもあります。
2月から3月にかけては一年で最も潮位が下がり、ホンダワラ類をはじめとする海藻が長く生長するため、これらの観察や採集を行うには最適です。
寒気の影響で、当日は小雪がちらつき、気温も0℃ほどの寒い日となりました。未就学児童の小さな手はすぐに真っ赤になっていましたが、がんばって採集にとりくんでいました。自然体験室にもどって海藻を真水にさらし、海水の塩分をぬいたあと、はがきからA4サイズまでの画用紙に採集した海藻を思い思いの形にひろげた後、乾燥機にかけました。
参加者からは、「寒かったけど、たのしかった。」とか、「夏と比べてすごく潮が引いていて、観察しやすくてよかった。」、「思ったより難しかったけど、きれいに広げられた」などという声が寄せられました。翌日には乾燥した作品が出来上がりましたので、ラミネートして参加者あてに郵送したところ、「とてもきれいに仕上がっていてうれしかったです」等、連絡をいただきました。
海藻を採集する
台紙に海藻を配置する
吸湿紙にのせて乾燥させる
完成した作品(一部)
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実施日時: |
平成29年9月16日に実施、13時30分~15時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室及び磯の観察路 |
参加者: |
23名(大人11、小人8、幼児4)、 スタッフ4名 |
■概要
磯の観察路で魚釣りの餌となる生きものの解説を行った後、一人5匹ずつ採集してもらい魚釣りを行う湾内へと場所移動しました。餌を採集した場所は台風18号の影響か風が少し強かったものの、魚釣りを行った場所は穏やかで波もなく、安全に実施することができました。
半数ほどの参加者が魚釣りは初めてとのことで、エサを針に取り付ける方法や、竿の動かし方などを解説しながら釣れた魚についても随時説明しました。
釣果はイシダイが最も多く、その次にホンベラ、キュウセン、ホシササノハベラが続き、カワハギやマアジ、キジハタも釣れました。なお、魚以外ではマダコがセンター職員により釣り上げられ、その体の特徴などを解説したところ、子供たちは手を伸ばしてマダコの腕の吸盤を楽しそうに触れていました。
ふりかえりでは、たくさん釣れてよかったとか、せっかく用意した餌だけとられて悔しかったとか、もっと時間があればよかったと意見をいただきました。
巻貝やヤドカリ類を採集
巻貝などをハンマーで割る
餌の準備完了
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実施日時: |
平成29年7月22日から8月13日までの土日、23日は悪天候で中止。 午前9時30分から12時までと13時30分~16時までの1日2回実施 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 磯の観察路 |
参加者: |
7月22日午前6名、午後15名 スタッフ6名 7月29日午前5名、午後4名 スタッフ3名 7月30日 午前3名、午後5名 スタッフ3名 8月 5日午前9名、午後1名 スタッフ4名 8月 6日午前7名、午後5名 スタッフ3名 8月12日午前20名、午後13名 スタッフ6名 8月13日午前14名、午後20名 スタッフ6名 |
■概要
7月23日以外は全般的に安定した海況でスノーケリングの事業を実施することができました。台風5号通過後の8月12日13日は、弱い低気圧が本州付近に出現し、小雨がぱらつくこともありました。
すべての回において参加者からはおおむね好評の意見を頂きました。静かに浮いていると、すぐ目の前までやってくる魚たちやたくさんの色鮮やかな動植物に驚かれている様子でした。
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実施日時: |
平成29年6月17日(土)13時30分~15時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 磯の観察路 |
参加者: |
大人13名 小人11名 スタッフ4名 |
南よりの風が少し強く吹いていたため、比較的波の影響が少ない場所で観察と採集を行いました。
はじめに参加者に対して、カニは岩の隙間や石の下に隠れていることが多いことをお話しして、1時間ほど採集を行いました。参加者の中には、これまで何度か参加された方もいて、手慣れた手つきで採集する方もいらっしゃいました。
その後、自然体験室に移動して採集したカニをバットに移し、九十九湾で観察される主要なカニ類を検索表にしたシートを使ってカニの種類調べを行いました。
最も多く採集された、イソガニのほか、ヒライソガニやケフサイソガニ、そしてオウギガニやモクズガニなど、合計7種、それぞれの種の特徴について解説しました。
参加者からは、9匹も捕まえたよ!とか、のと海洋ふれあいセンターまで時間をかけてやってきたかいがありました、などの意見も頂き、とても好評のようでした。
箱メガネで観察、採集する。
採集されたカニの種類を調べる。
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実施日時: |
平成29年5月20日(土)13時30分~15時30分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 磯の観察路 |
参加者: |
大人9名 小人 7名 スタッフ5名 |
■概要
南寄りの風が強く吹いたため、気温が上昇し、浅い場所の海水温は30℃近くにまで上昇していました。この風のせいで磯の観察路には大量の海藻などが吹き寄せられていました。下見の際にアカクラゲやオワンクラゲなどのふれると危険な生きものもみられたので、参加者に対しクラゲなどにはふれないように、注意をよびかけたあと、観察路でじっくりと今回のテーマである「エビの仲間」を探しました。
観察しはじめた当初、磯のあちらこちらでみつかるイソスジエビにも、「どこにいるの?」という声をあげていた参加者も、慣れてくると「ここにも、そこにも、たくさんいるのですね!」と話しながら、採集に夢中になっていました。
1時間ほど採集を行った後、自然体験室に移動して採集物をバットに移し、図鑑などで名前を調べたり、体の特徴を観察したりしました。もっともたくさん採集されたイソスジエビをはじめ、モエビの仲間や、エビのように見えるものの実はエビではないワレカラの仲間やヨコエビの仲間なども採集されましたので、それぞれの特徴についても解説しました。
たとえば、イソスジエビは卵から幼生を海水中に放ちますが、ワレカラの仲間はおなかに育児嚢(のう)という袋を持っていて、そこで卵を孵化させ、親と同じ形になるまで育てます。また、ほんの5㎜前後で成体になって繁殖するものから、その10倍以上の大きさにならないと繁殖しないものなど、種によってさまざまな生態があることについて知っていただきました。参加者から「こんなにたくさんの生きものがいるってことは、ここの磯は豊かなのですね」という意見も頂きました。短い時間でしたが、今回のテーマである「エビの仲間」とふれあうことで、能登の磯の豊かな生物多様性について、気づいていただけたようでした。
手ダモで採集する
磯観察の様子
]]>実施日時:
平成29年4月22日(土)13時30分~15時30分
実施場所:
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 磯の観察路
参加者:
大人5名 小人 4名 スタッフ4名
■概要
風が少し冷たかったものの、良く晴れて波も穏やかでじっくり磯観察を行うことができました。最初は「何もみつからない」と話されていた参加者も、職員の案内もあってか、徐々に磯の生きものたちが隠れている場所に気づき、自分たちでもみつけられるようになっていきました。アメフラシやアマクサアメフラシといった、春によくみられるアメフラシの仲間やイソガニやヒライソガニなどのカニの仲間、転石の裏にはバフンウニやニホンクモヒトデなどが観察されました。
参加者の中には、特に石の隙間などに隠れているカニの仲間が気にいり、何匹も捕まえている方もいらっしゃいました。1時間ほど観察と採集を行った後、自然体験室に持ち帰り容器に移し、図鑑で名前を調べたり、体の特徴を観察したりしました。
磯での観察・採集風景
石を裏返し、そこに生息する生きものを観察する
体の特徴を観察し、名前を調べる
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実施日時: |
平成29年3月12日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室 磯の観察路 |
参加者: |
大人10名 小人 9名 スタッフ5名 |
■概要
天候に恵まれた中、よく潮の引いた磯で海藻を観察することができました。
「いわのり」と呼ばれている、アマノリの仲間はすでに白っぽくなっていましたが、「あおさ」のウスバアオノリや、「かすかも」や「こな」のカヤモノリ、「はば」と呼ばれるハバノリなどは、ちょうど生育の最盛期のようでした。
参加者の皆さんとともに磯で海藻を観察し、漂着していたワカメやアカモクなども含め、各自のバケツに少しずつ採集しました。一生懸命に採集するあまり、長靴やズボンを濡らしてしまう参加者もいらっしゃいました。
のと海洋ふれあいセンターの自然体験館に戻り、各グループごとに土鍋でお湯を沸かしてもらいました。採集した海藻を一口大にしてお湯にさっとくぐらせて味見をしてもらいましたが、「色が変わった!」とか、「この海藻、とけちゃった!」などという声が聞こえてきました。あまり食用に利用されていない海藻を試食してもらうと、これまでは「たべなれたワカメなどの海藻がおいしいね」ということが多かったのですが、今回は紅藻のベニスナゴにかなり高い評価が集まりました。
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実施日時: |
平成29年2月19日(日)10時00分~12時00分 |
実施場所: |
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路 |
参加者: |
大人16名 小人 9名 スタッフ5名(外部講師1名) |
■概要
『手染めや 椿姫』の落合紅さんを講師としてお招きし、漂着したホンダワラ類(ノコギリモク)を使って木綿製のトートバッグの絞り染めをおこないました。晴天に恵まれたので、海藻が生育している様子を磯の観察路でみることができ、デッキスペースであらかじめ用意しておいた漂着海藻の解説をすることができました。
参加者からは、海藻についてもっと知りたくなった。とか、色が染まる仕組みが興味深かった。とか、自分でもやってみたい。などの意見を頂きました。
■写真
海藻染めの解説(講師:落合紅さん)
バッグに「しぼり」を入れる。
海藻でとった染料で煮る
海藻の生育する様子を観察
海藻を解説
完成したトートバッグ
]]>実施日時:
平成28年12月10~11日(土~日)13時30分~13時30分
実施場所:
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター集合、海の自然体験室および磯の観察路、能登少年自然の家にて実施、解散
参加者:
大人15名 小人 28名 スタッフ3名
■概要
能登少年自然の家との共催事業として、今回のヤドカリ学級は「海藻」をテーマに実施いたしました。
まずのと海洋ふれあいセンターで、岩のりやホンダワラ類など、冬に生育する海藻を磯で観察しました。磯ではセイヨウハバノリや岩のりと呼ばれるアマノリ類の一種が生育をはじめたところで、アオノリ類は2,3cmほどになっていました。
雪がちらつき、波も高かったのでアオノリ類やホンダワラ類などの数種を味見する程度にとどめましたが、参加者からは「しょっぱいけど、本当にあおのりの味がする!」などととても好評でした。その後、のと海洋ふれあいセンターに戻り乾燥させた海藻小片をつかってクリスマスカードをつくりました。
自然の家へ移動して入所式の後、夕食には海藻入りのサラダが準備されていました。「サラダの中に何種類海藻が入っているかな?」という、自然の家のスタッフの質問に参加者の一人は「3種類!」と元気に答えていました。海藻サラダにはワカメ、トサカノリ、糸寒天が使用されていました。
次の日、朝食にはヒジキ入りの酢の物が用意されていましたので、石川県の海は干満差が小さくヒジキの生育に適さないことを解説しました。ヒジキは小中学校の給食にもよく出される身近な海藻です。参加者は、石川県ではヒジキは希少種とされていることを知って驚いた様子でした。
その後、自然の家やのと海洋ふれあいセンター近くの遺跡から製塩土器がみつかったことを説明し、土器を使って昔はどのように塩をつくっていたのか?という解説を行い、今回は簡易的に土鍋とカセットコンロで塩作りを行いました。小学校低学年生以下の参加者は、なぜ鍋の中に塩ができてくるのか、とても興味深そうにしていました。
塩作りの後は餅つきです。海藻の乾燥粉末(アナアオサ)を混ぜたもちときなこのもちを作り、お昼にいただきました。
今回海藻をテーマに宿泊を伴う初めての試みでしたが、参加者からはまた来年も実施してほしいとの意見を頂きました。
来年度も能登少年自然の家と協力して、このような事業を実施できるよう計画したいと考えています。
クリスマスカードづくりの様子
完成したクリスマスカードをラミネート
藻塩づくり
もちつき体験の様子
完成した餅(手前が海藻入り)
]]>実施日時:
平成28年12月4日(日)10時00分~12時00分
実施場所:
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路
参加者:
大人6名 小人 11名 スタッフ3名
■概要
磯の観察路や九十九湾園地で見つけた材料を使って、クリスマスリースをつくりました。
天候がよかったので九十九湾園地を散策した後、磯の観察路へ移動しました。
潮位が低く波も穏やかでしたので、観察路の波打ち際でもゆっくり材料を拾い集めることができました。
落ち葉やどんぐり、オオヘビガイやバフンウニの殻などを材料に、リースに飾りつけを行いました。思い思いに飾り付けられたリースは、どれもとても素敵に仕上がりました。
参加者からは、「材料集めがとても楽しかった」、「磯の材料などをリースに取り付けるときにいろいろと工夫することができてよい経験になりました。」などの感想をいただきました。
リース製作の様子
リース製作の様子
集めた材料の一部
完成したリース
]]>実施日時:
平成28年11月13日(日)10時00分~12時00分
実施場所:
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路
参加者:
大人5名 小人 5名 スタッフ5名
■概要
石川県の磯で観察されるフグの仲間について解説を行った後、あらかじめのと海洋ふれあいセンターで集め、準備していたシロサバフグ、マフグ、ショウサイフグ、クサフグなどを使ってふぐちょうちんを作りました。
参加者から「こんなにフグの皮が丈夫だとは思いませんでした。」とか、「また(別の種類で)作りたいので企画してください」などの感想や意見をいただきました。
ふぐちょうちん作りの様子
できあがり(クサフグ)
]]>実施日時:
平成28年10月16日(日)10時00分~12時00分
実施場所:
能登町越坂 のと海洋ふれあいセンター海の自然体験室および磯の観察路
参加者:
大人6名 小人 7名 スタッフ3名
■概要
快晴でかつ波穏やかでした。参加者に未就学児童が多く、磯での材料集めに時間がかかりすぎることが予想されましたので、あらかじめのと海洋ふれあいセンターで準備した材料でランタンを作り、その後希望者で磯の観察路で材料を探しました。
参加者のアンケートから「子供たちの発想はすごい」とか「かわいらしい作品ができました」、などの感想をいただきました。
ランタン作成の様子
完成した作品
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