ブログ-スタッフの一言

アオイガイがやってきました

 12月15日朝、磯の観察路に珍しいタコの仲間が漂着しました。アオイガイといい、メスが貝殻を作って産卵するので「かいだこ」とも呼ばれています。このタコはもともと暖かい海の生きもので、海流にのって能登に流れ着いたとみられます。

  打ち寄せられていたアオイガイは、磯歩きをしていた地元の方によって当センターに寄贈されました。早速水槽に入れて展示をはじめたところ、濾過装置の筒に吸盤で吸い付いてじっとしています。

  前回2006年9月末に卵を抱いた同じぐらいの大きさの個体が漂着した記録がありますので、9年ぶりになります。今回、貝殻の中には卵がなかったので、もう孵化してしまったのではないかと考えられます。水槽の中で、もう少しだけその美しい姿を見せていてほしいものです。

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12月18日から22日の5日間の展示でした。残念ながら現在展示しておりません。

2015年12月16日(水)